■ Gieves&Hawkes:ギーブス アンド ホークス
1785年設立のギーブスと1771年設立のホークスが1975年に合併して設立。
ギーブスはネルソン提督のユニフォームを作っており、海軍の御用達のテーラーだった。
他方、ホークスはウェリントン公の帽子やヘルメットなどを作っており、合併したことで陸海両軍の制服を担当するようになった。
現在ではエリザベス女王、女王の夫君エディンバラ公フィリップ殿下、チャールズ皇太子と三つのロイヤルワラントを保持している。
2000年からメルボ紳士服との合弁会社、ギーブス・アンド・ホークス・ジャパンにより日本展開。
2005年4月、ジョー・ケイスリー・ヘイフォードがデザイナーとして就任。
2005年秋冬からはダイドーとの合弁会社、ギーブス・アンド・ホークス・ジャパンにより再び日本展開が行われている。
2006年2月には同潤会アパート跡地の表参道ヒルズに旗艦店を出店予定。
「サヴィル・ロウを代表するテーラー」としてよく紹介されるサヴィル・ロウで現在もっとも大きなテーラー。
しかし王室御用達は軍服のテーラーとしてだし、チャールズ皇太子が着ているのはアンダーソン&シェパード。
伝統的な英国服を作っているのはハンツマンで、ギーブスはモダン化が進む一方だ。
それではなぜ代表として上げられるのかというと、規模が大きいのと軍服に対するワラントだろう。
軍隊に入ることが貴族の証である英国では、軍服を扱うというのは特別なものになる。
一旦軍役中に軍服を誂えてしまえば、そのままそのテーラーでスーツを扱うことも多くなるというものだ。
実際、チャールズ皇太子もブレザーはギーブスのものだ。
「サヴィル・ロウ No1テイラー」というフレーズも見受けられるが、
これは実力がサヴィル・ロウ NO.1ということではなく、
店がサヴィル・ロウの一番通りにあるから、ということになっている。
2005年からの日本展開は既製服とパターンオーダー(PTS=パーソナルテーラリングシステム)が中心。
既製服についてはインポートが多いが、サイズは日本人向けになっている。
PTSはJIS規格のゲージを元に採寸、中国縫製となる。
パターンオーダーとはいっても採寸→仮縫い服を元に採寸→納品という流れである。
また、生地・ボタン・各種寸法はもちろんのこと、肩も直せるほどの自由度を誇る。
採寸に関しても採寸者の勘・経験に頼るのではなく、「テーラーズレベル」という専門の計測器で測定する。

2006年2月にオープンした表参道ヒルズ店。
本格的なオーダーサロンを備えている。
PTSはもちろん、仮縫い付きのシャツオーダー(三万五千円〜)、ビスポークも手がける。
ビスポークを手がけるのは2000年にG&Hがメルボ紳士服の元出店した際と同じく、久保田博。
予約制で50万からとなる。
2006AWからはコレクションラインのギーブスも展開予定。

2005年度秋冬のカタログ。
フォトグラファーはデビット・ベイリー。
ブリティッシュGQの編集者であるDylan Jonesなどファッションメディアの編集者をモデルにしたつくり。