■ UNITED ARROWS:ユナイテッド アローズ
1989年に設立。
ワールドのバックアップの元、ビームス初期の立役者である重松氏らが創設したセレクトショップ。
重松氏らがビームスを離れた経緯はビームスのページを参照いただきたい。
初期のアローズのセレクトはアメカジ志向のビームスとうって変わり、
ヨーロッパを中心とした高級ブランド(チェスターバリー・イザイア・H&K・ボレッリ等)のセレクトが主だった。
またオリジナルもヨーロッパを中心とした有名ブランドへの別注など非常に高級イメージが強かった。
重松氏らがビームスを辞任した理由の一つが、
「ライフプランニングショップ」として創設されたビームスが「ファッションショップ」に
変質しようとしていることであった。
そのため、「十貨店」を目標とし、高級な家具や調度品なども扱っていた。
しかし、バブルが弾けた後でもあり、業績不振となる。
そのため、高級志向の度合いを弱めて再展開を図った。
その後、オリジナル比率を上げていき、現在では50%ほど。
それでも三大セレクトショップのなかではセレクト率が高い。
2002年3月に東証二部、2003年3月に東証一部にセレクトショップでは初めて上場している。
それまでのアローズの接客方針はその他セレクトショップと同じく、フレンドリーな店員・顧客重視という感があったが、
上場の際に接客姿勢を指摘されたらしく、「世界で一番、いらっしゃいませ」をスローガンに店員の再教育を行い、
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの挨拶をはじめとしてサービス業並みの接客姿勢を目指している。
また、経営に関しても外部の目を積極的に入れている。
2003年11月には旗艦店である原宿店を大幅に改装しリニューアル。
他店舗とは異なりアローズの原点に帰ったかのような高級ブランドのセレクトが中心。
またメンズ館3Fのビスポークサロンは、業界でオーダ好きとして知られる重松氏の鳴り物入りである。
意外と知られていないが、シルバーアクセの大御所、クロムハーツの代理店を勤める。
またセレクトショップ「時しらず」は社内ベンチャーによる実験店舗のひとつである。
ユナイテッド・アローズの服に対する初期コンセプトは
「彼女の両親に会うときに着ていける服」でした。
そのためストリートよりのビームスよりコンテンポラリーファッション寄りになっています。

丸の内にある「THE SOVEREIGN HOUSE」。
UAのドレスクロージング最高級品を扱います。実はここも時知らず同様元は実験店舗でした。

代官山にある「時知らず」。
代官山駅より渋谷駅のが近いんですが。
UAの中でもかなり異質なセレクトをしており、ストリートよりのアイテム・ブランドが多いです。

ドレス・ハイカジュアルラインであるホワイトレーベルのシルク・カシミア混ニットベスト。
ホワイトレーベルは以前白いタグに「UnitedArrows」と書かれていたラインです。
ここのアイテムは日本製も多く、上質な作りのアイテムがそろっています。
このニットベストは非常に薄手で、シャツの上に着てもジャケットに響かないようにできています。

アローズオリジナルには方向性ごとに様々なタグが存在します。。
これはその中でも重松氏自らがディレクションを手がける「束矢」。
60〜70年代ファッションを現代的なアプローチで再構築したものだそうです。
その品質はディストリクトのオリジナルと共に、スーツ母国たるイギリスで、
コムデギャルソンが手がけるDOVER STREET MARKETにてスーツを展開したことが裏付けています。
これは3つボタン段がえりのコットンジャケット。

生地より少し濃いブラウンでのステッチが印象的。

これが束矢のロゴ。アローズのロゴの中でもかなり凝っている。

袖は本切羽仕上げ。