■ Yves Saint Laurent : イブ サン ローラン
1961年にイブ・サンローランがピエール・ベルジュと共にメゾン「イブ サン ローラン」を設立。
イブ・サン ローランは1936年、アルジェリア生まれのフランス人。
17歳の若さで国際羊毛事務局のデザインコンクールで最優秀賞を受賞。
翌年、1957年には急逝したディオールの後継デザイナーとしてメゾン・ディオールへ。
1958年には「トラペーズ・ライン」を発表し、大好評を得る。
1960年にはパリ左岸(=知識階級・学生のエリア)のスタイルにインスパイアされた「ビートニク・コレクション」を発表。
富裕層のシンボルであるクチュール・メゾンがストリート寄りのコレクションを発表したことで物議を醸す。
その後、アルジェリア戦争に徴兵され、ディオールを離脱。
代理のデザイナーとしてマルク・ポワンが起用され、そのコレクションは好評を得る。
イブは任期を終えて帰ってきたが、マルク・ポワンの続投が決定され、事実上の解雇となった。
1961年、PRマンだったピエール・ベルジュの説得と援助によりメゾン「イブ サン・ローラン」をスタート。
ロゴはカッサンドラがデザインしたY・S・Lが絡まったもの。
1965年に発表された「モンドリアン・ルック」(=抽象画家モンドリアンの絵をAラインドレスに取り込んだもの)で、
メゾンの名を不動のものにする。
また、1966年には若者向けプレタポルテ「イブ サン・ローラン リブ・ゴーシュ(Yves Saint Laurent Rive Gauche)」をスタート。
リブ・ゴーシュ(Rive Gauche)とは左岸を意味し、パリ右岸=オートクチュールとは無縁の知識階級・学生のエリアであった左岸を指す。
共同設立者であるピエール・ベルジュの手腕により、独立経営を通していたが、
1993年にはサノフィ社の傘下となり、1999年にはグッチグループにプレタポルテ(=リブ・ゴーシュ)・香水部門を買収される。
それにより2000年からリブ・ゴーシュのデザイナーは当時グッチグループだったトム・フォードが務めることとなった。
クチュール部門はイブ当人が勤めていたが、2002年1月22日のコレクションをもってメゾンは閉鎖、イブは引退となった。
さらに2004年にはトム・フォードのグッチグループ離脱に伴い、トムの右腕でプラダ出身のステファノ・ピラッティがデザイナーとなった。
FONDATION PIERRE BERGE YVES SAINT LAURENT ピエールベルジュとサンローランの財団のサイト。過去のクチュールコレクションなどが閲覧可能。

2005年3月にオープンした丸の内店。
もう一つの旗艦店である青山店は、トム・フォード在籍時に彼のディレクションで手がけられたが、
こちらはステファノ・ピラッティのディレクションによるもの。

ロングスリーブのスキッパー。
光沢のある生地感が特徴。